配偶者控除は、給与で言えば年収103万円を超えていないことが条件の1つとなっていますが、さて、年末調整の時(10月~11月頃)には、どうやって103万円を超えていないと証明すればいいのでしょうか?


========

この記事は、新しいブログの「配偶者控除で年収103万円超でないことを証明する必要はあるの?」で最新版に更新しています。よろしければ、こちらのリンク先をご覧ください。

========  スポンサーリンク



結論

証明する必要はありません。

 

勤め先から配られる「マル扶(給与所得者の扶養控除等(異 動)申告書)」をご覧ください。

27マルフ


配偶者控除を受けるためには、

「A 控除対象配偶者」のところに書きます。


※ときどき配偶者も「扶養控除」だと思っている方がいますが、配偶者(夫または妻)は、確かに扶養しているかもしれませんが、税金の世界では、特別に「配偶者控除」となっています。


右の方に目をやると、

「平成27年中の所得の見積額」

と書いてありますよね。


見積額


って、書いてますよね。


「見積り」でいいんです。


証明書などをつける必要は一切ありません。


どうやって証明するも何も、証明する必要はありません。


不思議なことに、「奥様の源泉徴収票をもらってください」と平気でいう給与計算の担当者がいます。


退職でもしない限りは、

そもそも12月下旬から1月上旬くらいにならないと源泉徴収票は発行しません

ので、この書類を出す11月前後では、ありえないことをいってます(年末調整をしたことないんじゃないでしょうか)。


だから、「見積額」なのですね。


【事例1】
奥様が専業主婦だとしましょう。

収入は0円です。

平成27年中の所得の見積額
⇒0円



【事例2】
奥様が平成26年12月から産休・育休に入り、平成27年中も無給だとしましょう。

収入は0円です。

平成27年中の所得の見積額
⇒0円



【事例3】
奥様がパートに出ていて、平成27年中は10月までに80万円(=8万円×10か月)の給料があります。

あと2か月、同じペースで働くと、8万円ずつ収入がありそうだとしましょう。

収入は80万円+8万円×2か月=96万円です。

平成27年中の所得の見積額
⇒31万円

※38万円以下なら配偶者控除の対象です。

あれ? 96万円じゃないの?

と思った方は、「収入」と「所得」が違うということをここでぜひ覚えて帰ってください。

給与のみの場合は、収入から給与所得控除(161万9千円未満は65万円)というものを引いた金額が所得となります。

パートで働いている方の「所得」は、ほとんどの場合、収入から65万円を引いた金額です。

96万円-65万円=31万円

というわけですね。


【事例4】
フルタイムで働いていた奥様が平成27年4月1日から産休・育休に入りました。

27年1月から3月までの給与が90万円(=30万円×3か月)だとしましょう。

収入は90万円です。

平成27年中の所得の見積額
⇒25万円


90万円-65万円=25万円

というわけで、この場合も、配偶者控除の対象になります。

結構、奥様が産休に入ったのに、配偶者控除が使えないと思ってもったいないことをしている方が全国にいます。

このブログ記事で気づいていただいた方も非常に多いのですが、税務署は、「足らない税金」は払えと言ってきますが、「払い過ぎた税金」は言わないと返してくれません。


この点、マイナンバーが導入されることによって、平成28年分からは配偶者控除が使えないのに使っている人が、現在よりも見つけやすくなってしまうので、「足らない税金」を払え、というケースはますます増えることでしょう。

でも、逆に、マイナンバーがあることによって、「払い過ぎた税金」が見つかったのであれば、ちゃんと返してあげるように活用してほしいものです。

たぶん、やらないと思いますけどね。

だからこそ、自分で気づいてください。

赤ちゃんが産まれて本当に大変な時期だと思いますが、さかのぼってあとから「更正(こうせい)の請求」という手続きを税務署にすることで取り返すこともできますよ。


実は、年収が103万円を超えていたらどうなるのか?

・・・これって、気になりますよね。

12月にがんばり過ぎてパートの年収が103万円を超えてしまった、でも、年末調整では配偶者控除を適用してしまった。

そうなったら、旦那様の方は「足らない税金」があるので、確定申告をして払いましょう。

ちなみに、年収141万円までは配偶者特別控除が使えるので、そんなにダメージはないかと思います。



見積額なら、「ウソ」を書いても大丈夫ですか?

基本的には税務署でチェックしているので、ウソはやめましょう。

ある日突然、税務署から勤め先に「間違ってませんか?」という連絡がきますので、見積額とはいえ、あんまりおかしな金額を書くのはおすすめしません。 


関連記事
今年5月に産休に入った私が「税金」で得できることを教えてください。

夫の年収が1,231万円くらいないと「103万円の壁」なんて存在しませんよ



==おまけ==

税金や公共料金を節約する方法、あります。

関連記事 nanacoとクレジットカードで税金や公共料金を節約するために気をつけること


今ならnanacoチャージでポイントが貯まる楽天カード(JCB限定)の入会・利用で8,000ポイントもらえます。

通常特典2,000ポイントが⇒⇒⇒


楽天カードの申込みの流れを1から説明してみました。

=======

2015年年末調整特集

2015年(平成27年)分の年末調整に関する記事をまとめました。