住宅購入・新築の場合の住宅ローン控除2年目については「入居2年目の住宅ローン控除の手続き」の記事をお読みいただければよろしいのですが、「増改築」の場合はどうすればいいですか?というご質問をいただきました。

ただ、私もこれは見たことがなく、また、国税庁も含め、ネットや書籍にも情報がありません。知り合いの税理士も知らないときました。

・・・というわけで、制度に従って、記載例を考えました。
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ローンを組んで、100万円以上の省エネ増改築工事やバリアフリー増改築工事をした場合には、

・住宅ローン控除(増改築・10年以上借入)

または

・省エネ改修促進税制(5年以上借入)
・バリアフリー改修促進税制(5年以上借入)

のいずれかを選択して使うことができます(後者は50万円以上から使えます)。

この記事では、「住宅ローン控除(増改築・10年以上借入)」の2年目の記載例について書いています。


「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」の中でいえば、6欄から10欄です。
住宅ローン控除
 
また、下の欄では既にこのチ欄からヲ欄に記載があるかと思います。
住宅ローン控除2


さて、「ル欄」と「ヲ欄」については、ここも何らかの金額が入っている可能性が高いのですが、この記事では、あえて空欄にしています。
増改築1
この中では、「リ欄」の金額が重要となります。これを、上の方の7欄と8欄の分母に転記します。また、「ヌ欄」の金額を8欄の分子に転記します。
増改築
「6欄」は、金融機関からもらった年末残高の証明書から転記します。

「7欄」と「8欄」は説明した通り下からの転記ですが、リ欄とヌ欄は、同じ金額になっている方がほとんどで、「8欄」は「100%」になるかと思います。8欄は、増改築等の費用の2分の1以上が居住用部分のものであること、という条件を確認するためのものです。

ちなみに、「90%以上」になる場合であっても、「100%」とみますよ~、というルールがあるので、計算して90%以上になっても「100%」と書いて下さい(得です!)。10欄の計算の時に影響してきます。
増改築2
90%未満の場合は、小数点以下4位まで計算して、第4位を切り上げて記入します。

0.8888⇒0.889⇒88.9%


「9欄」は、「6欄」と「7欄」の少ない方の金額を書きます。

今回は、
6欄4,000,000円<7欄4,567,890円

となるため、4,000,000円と書きました。

「10欄」は、「9欄」×「8欄」の金額を書きます。

「8欄」はほとんどの方は100%になっているので、「9欄」の金額がそのまま来るでしょう。単純に掛け算をします。

10欄 4,000,000円×100%=4,000,000円


「11欄」には、この「10欄」の金額を記載します。
増改築5
「14欄」は、11欄の金額に1%をかけた金額となります。


今回の記事については、私も実際に記載して税務署に提出したことがあるわけではないので、もし、実際に経験がある方は、コメントにてお気づきの点をお教えいただけますと幸いです。