先日、出張でとある施設に行ったのですが、なんかスゴイ人だかりでなんだろう~、と思って見たら、まさにこのプレミアム商品券の引きかえ初日で、駐車場が大混雑でびっくりしました。

同じエレベーターに乗った赤ちゃんを抱っこしたお母さんたちが必死の形相で引き換え会場に向かっていくのを見て、なんて熱気だろう!と押され気味でした。

いや、実際、エレベーターの中でかなり押されて、ある階に止まったら私以外誰もいませんでした・・・。


プレミアム商品券というのは、例えば、1万円を出して1万2,000円分の買い物ができますよ、というお得な商品券のことをいいます。
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[出典] 品川区商店街連合会(以下同じ)


しかし、お得な話というのは必ず『条件』がつきます。

たいてい、その条件を確認しなかったばかりに『損』をすることがあるため、チェックすべき4つのポイントについてまとめました。

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「2割引き」って、なんかおかしくないですか?

さて、チェックポイントをご紹介する前に、ちょっと寄り道します。


プレミアム商品券を取り上げているサイトやブログを見ていたら、

1万円で1万2,000円の商品が買えるので、「2割引き」でオトクです

という言葉を見かけました。

今回、私が出会ったその地域で発行されているプレミアム商品券も1万円で1万2,000円分の買い物ができるものでした。


でも、なんか、おかしいですよね?


1万2,000円の2割は2,400円

ということは、

2割引きは「9,600円」です。



「1万円」ではありません。


1万円÷1万2,000円=約16.6%

ですよね。


QUOカードにもプレミアム(1万円で1万180円分使える)というものがありますが、これも割引率の話ではなくて、「還元率」の話です。


プレミアム商品券は、還元率20%の金券であって、割引率は約16.6%です。


まあ、数%の差ですが・・・。


さて、気を取り直して4つのチェックポイントを確認しましょう。

[1] 使用期限内に使い切れますか?

使用期限内(3~6か月くらい)に使い切れるか確認しましょう。

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プレミアム商品券は「先払い」です。

最初にお金を払うにもかかわらず、使用期限内に使えなければタダの紙が残ります(残ったものを換金してくれるものならいいんですけどね)。

逆に、プレミアム商品券を買ってもらった側は、まだ商品を売ってないのにお金が手に入るという資金繰り上の大きなメリットがあります。


このことは、実は、高還元率のクレジットカードのカラクリに似ています。

高還元率のクレジットカードの中には、ポイントの使用期限を設けているものもあります。

すると、クレジットカード利用者の中には、使用期限までに使えずにポイントが失効する人が出てきます(ポイントのご利用は計画的に!)。

[2] おつりは出ますか?

おつりが出るか出ないか、必ず確認しましょう。

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私が愛用するジェフグルメカードはおつりが出ます。

しかし、プレミアム商品券はおつりが出ないものが多いようです。


例えば、1枚1,000円で、1,000円未満の場合にはおつりが出ません。

そうすると、必ず1,000円以上のものを買わなければなりません。

その結果、余計な買い物をする可能性があります。

[3] 商店街以外でも使えますか?

商店街以外でも使用できるか、必ず確認しましょう。

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そもそもプレミアム商品券は、地元の商店街のために発行されるものが多いです。

普段、商店街で買い物をしますか?

私は近所に商店街というものがありませんから、買い物をしたことがありません。

だから関係ないかなとも思っていましたが、よくよく見てみると、コンビニや飲食店で使えるものも多いです。

これは私もちょっと勘違いをしていました。

どこでどうやって使えるかはプレミアム商品券によってバラバラですので、ご注意ください。

いろんな種類があるので、地元のスーパーや大型店で使えるもの、旅行やサービスなどで使えるようなものはゲットしたいですね。

私がもみくちゃにされたそのプレミアム商品券は、地元のイオンで使えるとあって、大変人気でした。

[4] お店の価格は高くないですか? 

お店の価格はプレミアムより高くないか、必ず確認しましょう。

さて、買おうとしているものは、プレミアム部分よりも割高になっていませんよね。

同じものなら、価格が高くなればなるほど、楽天市場などのネット通販で買った方が安くなる可能性が高いです。

そのお店でしか扱っていないようなものであれば、プレミアム商品券を使って買う価値はあるかと思いますが、わざわざ高い値段のものを買うことがそもそも節約になっているかは疑問もあります。

買い物はインターネットの発達によって、

「地域で買う」

ことから

「日本全国で買う」

に変わってしまいました。

「地域で1番安い店」で買うのが、「日本全国で1番安い店」で買えるようになってしまいました。


プレミアム商品券は、「地域限定」で使える金券ですから、自分で日本全国で買う権利を放棄することになります。


節約という面を重視するのであれば、約16.6%の金券を使うよりも、20%以上の割引をするお店を日本全国から選ぶでしょう。

・そのお店でしか買えない商品
・そのお店でしかできないサービス
・割引ができない商品


かどうかがポイントですね。

最後に:プレミアム商品券は不公平か? 

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さて、今回ご紹介したのは品川区のプレミアム商品券でしたが、4月9日に発売開始して、4月17日に売り切れたそうです。

ちょっと気になったのは、その販売窓口です。

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1番行きやすいであろう郵便局は平日限定です。

他の商店街事務局は土日でもやっているのですが、1週間足らずで完売となりました。


他の市区町村では即日完売するものもあり、

「平日に行ける人じゃないと手に入らなかった」

「特定の人だけが手に入れて税金でまかなわれる制度はおかしくないのか」

という苦情が寄せられることも多いようです。

なかなか難しいですね。


でもまあ、消費税増税でばらまかれた給付金が「貯金」に回ってしまうことを考えると、確実にお金を地元で使ってもらえるこの仕組みは、まだましなのかなと個人的には思うところです。

商品を買ったりサービスを受けたりする「消費」のライバルは、そのお金を「将来のために貯金・運用」しましょうとささやきかける銀行、保険会社や証券会社ですからね。


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