もらえる金額は減るけどゼロにならない「不労所得」をつくろう。

年金受給者
会社員なら毎月の給料から引かれる厚生年金保険料。

ハッキリ言って、税金よりも負担が重い人が多いわけですが、何のために天引きされているのでしょうか?


答えは、「不労所得」を作るためです。


会社員として働いてもらう所得が「労働所得」なら、
  1. 老人になったときの年金(老齢年金)
  2. 障害者になったときの年金(障害年金)
  3. 一家の大黒柱が亡くなったときの年金(遺族年金)
は、ほら、どれもが「働かなくても手に入る所得=不労所得」ですよね。

※ここでの「所得」は「収入」を読み替えてもOKです。なじみのある「所得」で以下、説明します。


個人で確定拠出型年金の掛け金を払っているのも、老人になったときの年金(不労所得)を作るためです。

なぜなら、私たちは、いつか「働けなくなるとき」が必ずやって来るから、それに備える必要があるのです。

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日本の公的年金がゼロにならない理由

国民年金・厚生年金などの公的年金なんて、信じられないよ!という方も多いでしょう。

公的年金は、自分で積み立てた分をもらう制度ではなく、現役世代が払った保険料を高齢者がもらう仕組みになっています。

つまり、毎月天引きされる厚生年金保険料がおじいちゃんやおばあちゃんがもらう年金になっているわけです。


問題は、現役世代と高齢者のバランスが年々良くない方向に進んでいるという点です。

だから、年金はもらえない、と悲観的になる人もたくさんいます。


まあ、今もらっている人たちよりは、必ずもらう金額は減るでしょう。

この点は、間違いありません。


しかし、だからといってゼロになるというのは、極端です。

仮に、年金の積立金がなくなっても、「現役世代の保険料(自分の子どもや孫の世代が負担する分)」があります。

また、すべてが保険料から出ているわけではありません。

消費税といった税金で支えられます。


ときどき、国民年金保険料を払わない人(払えるのに)の中には、自分たちは年金がどうせもらえないから払っても意味がないと払っていないことがありますが、「消費税」は絶対に払ってますよね。

それなのに年金をもらう権利を自ら手放すなんて、それこそ払い損ではありませんか?


・・・ちなみに、払いたいけど払えないギリギリの生活をしている方をどうするか、というのは、現代の大きな問題としてあります。

なぜNISAと確定拠出型年金は非課税かちゃんと理解していますか?

NISA(少額投資非課税制度)と確定拠出型年金制度は、本来ならかかるはずの税金がかからない(または安く抑えられる点)が特長です。

しかし、なぜ税収が足りない国が、自ら税金がかからないようなバカげた制度を作るか、不思議に思ったことはありませんか?

そうですね。


「公的年金」は、必ずもらえる金額が減ります。


これは残念ながら、確実にやってきます。


「8割くらいはなんとか国で用意したいんだけど、2割くらいは難しいから、足らない分は自分でがんばってね

と言っているのです。


「ただ、国としては運用益に税金をかけないようにバックアップするから、後は自己責任でお願いね!」

という国からのメッセージなのです。


受け取ってますか?

お得だから投資をするのではなく、高齢者になってから不労所得が減ってしまうから、自分で用意するのですよ。

国は、選択肢を増やしたのです。

もちろん、コツコツ貯金をするのもOKでしょう。

デフレが続くのであれば、それもまた、有力な選択肢と言えます。

年金が不安だからと個人年金保険に加入させるセールストーク

おっと、年金が減るのが不安だと思ったところへ、個人年金保険をすすめるセールストークは、昔からよくあります。

しかし、残念ながら、最近は、利回りが過去最低レベルであり、その利回りで長期間固定される点からすると、あまりおすすめできません。

親(あるいは祖父母)の中には、個人年金保険の利回りが今では考えられないようなものをもっていて、自分の子ども(あるいは孫)にすすめる人もいるのですが、残念ながら、時代が違います。

税の優遇も確定拠出型年金に比べたら相当ショボいレベルなので、個人的には、他の選択肢を考えては?と言わざるを得ない状況です。

まとめ

まずは、自分の「勤労所得」を大事にして、貯金をしましょう。

「健康」こそ、勤労所得を支える最大の資源(「身体は資本」と言いますし)です。

最低でも月収の3~6月分を貯めておくだけでも、普段の生活を守ることができます。


投資をするなら、NISAのメリットを最大限活かしましょう。

会社が確定拠出型年金に理解があれば、それを利用するのもOKですし、個人で自ら確定拠出型年金を行うこともできますね。

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いずれにしても、将来の備えは大事ですが、そうはいっても、そのために身体を壊すほど働くとか、家族を顧みないなんて言うのは、本末転倒で、何のために生きているのかも、よく考えましょう。

自分の頭で地に足つけて考える。

私はそのために、少しでもヒントになればと思って記事を書いています。