医療保険に入っています。

しかし、我が家では「医療貯金」をすることで、医療保険を卒業するという選択肢もあり、医療保険を解約するか別のものに切り替えるか検討しています。

今回は、そんな検討の過程について記事にするので、もし、私が気づいていない点等あれば、ご指摘いただけますと幸いです。

※「がん保険」は今回の検討外です。 

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貯金は「三角」、保険は「四角」・・・とは限らない。 

保険のセールストークとして、「貯金は三角、保険は四角」という言葉があります。

例えば、10年後に200万円が必要な場合、今から貯金するときには、毎月一定金額ずつ積み立てて三角形のように少しずつ増えていくのに対して、保険の場合は、今日何かあっても10年後に何かあっても200万円がもらえるので、四角だというのです。


・・・しかし、 このセールストークは、前提条件が変わると意味がなくなります。

つまり、「最初から200万円持っている」という前提の場合、

貯金も「四角」なのです。

そうですよね。

最初から200万円持っていれば、何かあればそれを使えばいいのですから。


ただ、最初から200万円も貯金を持っていない方は、保険を利用することで、途中で何か起こった時に対応できるわけですから、その場合は効果があるわけです。

何が言いたいかといえば、


貯金がないけど200万円の保障が必要
⇒「保険」はうってつけの商品!

貯金があるので200万円の保障は自分でカバーできる
⇒「保険」は必要なの?


ということです。

極端なことを言えば、旦那様が1億円の貯金を持っている場合に、旦那様が死んだら生活費として1億円必要という時に、死亡保険が必要か?ということです(税金のことを無視すれば)。


今回は医療保険ということで、自分が入院したり手術したりするときに、保険金は必要か?ということになります。


医療保険って、何のために必要なの?

そもそも「危機(リスク)管理」において保険が必要なのは、自分では手に負えないリスクに備える場合です。

厚労省の「平成20年 患者調査」によれば、例えば働く男性の場合、

60日以内に退院・・・91%
1年半以内に退院・・・99%


となっているようです。

なお、1年半もの入院ともなれば、医療費もさることながら、その間の給料ももらえない、ということが心配になりますが、例えば、サラリーマンの場合、傷病手当が1年半もらえます。

つまり、サラリーマンの世帯にとって最悪のケースは、

「旦那様が1年半を超えて入院する場合、給料がもらえずに医療費が必要」

というダブルパンチです。

これに備えることが医療保険の真の目的ですが、世の中の医療保険を見ると、入院日数が短縮化されているため、60日型など短期型が主流です。


なお、「60日型」で「通算支払限度日数1000日」というようなものがあるので、1000日もあるのか!と思いたいところなのですが、残念ながらそうではありません。

これは1回60日間フルに入院したとして、1000日までいいよ、ということですが、フルで利用するには16回+1回(40日)の入院が必要です。

実に不運です。

いや、ほとんどの方は無理です。

そもそも1回の入院とカウントすること自体も180日ルールにより、ハードルが高いものですから、実際には、繰り返し入院すると60日限度ですと言われてストップされる可能性があります。


730日型や1000日型は?

では、数少ない730日型や1000日型に入ればいいのか、となると、そうでもないのが難しいところです。

そもそも保険会社の中では、長期の商品が少なくなっていたり、改悪されています。

そこでタイトルにもあるように、「医療貯金」という考え方が出てきます。

「お金」で備えよ、ということですね。

例えば、こんな医療保険があるとしましょう。

医療保険【730日型】
入院給付金日額:5,000円
1入院当たりの支払限度日数:730日
保険期間:終身
保険料払込期間:60歳まで
保険料月額:5,000円
総払込保険料:150万円

730日型と、長期にわたって入院給付が出ます。

しかし、月5,000円と保険料は割高で、最終的には150万円の保険料の負担となります。


ちなみに、150万円あると何ができるかというと、今の制度では、一般的なサラリーマンの場合、1年9か月(630日)弱の入院に耐えられます。


これは、公的保障として「高額療養費制度」があるので、高額な医療費の負担は自分でする必要がありません。

自己負担は一般的なサラリーマンの場合、月9万円(4回目からは4万4千円)で十分です。

自己負担額(高額療養費制度考慮後)
・9万円×3か月=27万円
・4万4千円×18か月=約79万円

食事代
・260円×3食×30日間×21か月=約49万円

計155万円

もちろん、入院が続けば150万円以上の保険金がもらえるわけですが、貯金をすることで備えることはできます。


「医療貯金」の目安については、いろいろ意見があります。

その中で「150万円」とはっきり書かれているのはこちらの記事でわかりやすいです。

貯蓄150万円あれば医療保険は必要なかった!?保険選びの考え方

貯蓄150万円あれば医療保険は必要なかった!?保険選びの考え方 | ナースフルらいふ貯蓄150万円あれば医療保険は必要なかった!?保険選びの考え方 | ナースフルらいふ 

そのため、最低でも150万円、できれば200万円を医療貯金としておいて、医療保険を払うはずだったお金は、別途、貯金をしてはどうかなと考えています。

医療貯金:150万円~200万円
他の目的でも使える貯金:毎月の医療保険料相当



高額療養費制度がどうなるかはわからないけど・・・

それというのも、この前提が「現在の公的保障制度を前提にしている」点です。

高額療養制度がどんどん改悪されていけば、自己負担は増えていきます。
 

世の中の状況を見て、医療貯金が200万円でも足らないと思えば、毎月の医療保険料相当として貯めていたお金を医療貯金に振り替えていっても良いのかなと考えております。

1番良いのは、期限を決めずに入院保障をしてくれる医療保険なのですが、民間の保険会社では見当たらなかったので、「医療貯金」という発想に転換しようとしています。

そして、できれば、自分の健康を維持できるようなところにお金をつかっていきたいと考えております。


夫婦2人で230万円から300万円くらいあれば、医療保険からは卒業してもいいのではないかな、と思うところで、もう少し情報収集して結論を出したいと思います。