結論:まだ必要ない!

個人番号カードというのは、写真付きのこんな感じのカードです。裏面にマイナンバーが記載されます。
個人番号カード

マイナンバーの通知カードが届くと、「個人番号カード」にしましょうというお知らせが入っています。
マイナンバー7
この真ん中にあるのが個人番号カードの申込み用紙となります。


我が家も子どもたちの通知カードが届きましたが、さて、個人番号カードを今すぐ作る必要はあるのでしょうか?

国としては、全員にどんどん個人番号カードを作ってほしいようですが、なぜ作るべきなのかという大義名分がないのにとにかくみんな作れと言っているように聞こえます。

個人的には、まだ利用される場面はほとんどないため、特に子どもについては必要ないと考えています(2015年12月時点)。

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理由1:子どもの個人番号カードの有効期限は「5年」

個人番号カードには、有効期限があります。
個人番号カードの有効期限は以下のとおりです。

所有者が20歳未満の場合は、発行から5回目の誕生日
所有者が20歳以上の場合は、発行から10回目の誕生日

個人番号カードを引き続きご利用される場合は、有効期限までにお住まいの市区町村にて、更新のお手続きをおとりください。
なお、更新手続きに必要なお持ち物および更新手数料については、お住まいの市区町村にご確認ください。

出典:内閣官房マイナンバーQ&A 
ざっくり言うと5年です。

これはパスポートと同じで、顔写真をつけるため、子どもは成長によって顔が変わると考えられるからです。

まあ、0歳の赤ちゃんの写真と5歳の子どもの写真だとしても、全然違うと思いますけどね・・・。

そして、5年後どうなるかというと、おそらく市区町村で更新をしようとすると、更新手数料を取られる可能性があるでしょう(市区町村ごとに決めるので、無料のところもあれば有料のところもあってバラバラでしょう)。


まあ、仮にお金がかからなかったとしても、手続きは必要です。

早く動けば動くほど、結果的に多くの手続きが必要となります。

極端な場合で考えると、

0歳で取得(1回目→5年間有効)

5歳で更新(2回目→5年間有効)

10歳で更新(3回目→5年間有効)

15歳で更新(4回目→5年間有効)

20歳で更新(5回目→10年間有効)

となんと5回も手続きが必要です(厳密には5回目の誕生日ベースなので最初のタイミングによって少し違うかもしれません)。

一方、20歳になるまでは個人番号カードにしなければ、

20歳で取得(1回目→10年間有効)

となります。


理由2:必要な場面は事実上、まだない!

子どものマイナンバーが必要な場面はいつでしょうか?

まず、年末調整の時に子どものマイナンバーを扶養控除等申告書に記載する場面が1つです(勤め先によって平成28年分は書かせない場合もあるので、勤め先の指示に従ってください)。

16歳以上ならここに書きます。
マルフ3
16歳未満ならここに書きます。
マルフ4
このとき、顔写真付きの個人番号カードは必要でしょうか? 例えば、コピーをつけて会社に提出するとかです。

答えは、不要です。

マイナンバー、つまり「番号」を書くだけでOKです。



もう1つ、使われる場面があります。

平成28年6月以降に行われる児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当の現況届です。

この手続きについては、各市区町村によって異なるようですので、来年にならないと正確なことは分からないのですが、今のところ言われている情報によれば、やはり子どものマイナンバー(番号)を記載する程度ですみそうです。

それ以外の書類として、「健康保険証」のコピーを提出することになるかと思いますので、このコピーが個人番号カードのコピーに変わるかどうかでしょう(個人番号カードに健康保険証を兼ねる案が実現すれば)。


それだけであれば、メリットがありません(今後、もっと簡素化されるようであれば、また記事にしたいと思います)。


理由3:写真を上手く撮れるか?

まあ、撮れると思いますが、乳幼児はちょっと面倒です。
乳幼児の顔写真については、以下の方法を撮影してください。

■布団などの上に寝かせて頂き、撮影する方法
シーツ布地は白など、柄がないものにしてください。
また、撮影の際は正面を向いていることが必要です。

■どなたかが抱いて頂き、撮影する頂く方法
抱いている方が写らないようにする方法としては、白い布をかぶって乳児を抱いて頂くなどの方法が考えられます。

出典:内閣官房マイナンバーQ&A 
ちなみに、スマートフォンで申請をされた桃音さんの情報(⇒ももねいろ「マイナンバー個人番号カードの写真をスマホで撮って申請する方法。申請するメリット・デメリットとは」)によれば、「笑顔」の写真を送ったら「申請内容不備のお知らせ」がやってきてNGだったそうです。

マイナンバーの担当者(内閣官房社会保障改革検討室)のセミナーを聞いた時には、この使えない顔の写真をはじく技術で1番苦労したと言っていましたが、その努力が結果として、なんか面倒なことになってます。


個人番号カードは単なる「写真入りの身分証明書」ではない!

さて、子どもの場合は利用する場面がないなあ、ということでいらないのでは、と思っていますが、例えば大人の方で、運転免許証やパスポートを持っていない方は、写真入りの身分証明書があったら便利だな、と思うかもしれませんね。

・・・ただ、運転免許証やパスポートと決定的に違うのは、「マイナンバー」が裏面に入っているということです。
個人番号カード
あれだけマイナンバーの管理は厳重に、とか国が言っておきながら、同時にどんどん作ってねと国が言っている個人情報のオンパレードが、この個人番号カードです。


・・・なんか矛盾してませんか?


本人確認の場面で運転免許証とか、コピーをされる場面がありますが、個人番号カードを代わりに使った時に、間違って裏面までコピーしたらどうなるんでしょうかね?


法律で認められる利用すべき場合を除き、個人番号カードの裏面をコピーすることは、法律違反です。

なんでわざわざそんな危険を自分で作るんだ、というのが正直なところです。

マイナンバーは慌てず騒がずが1番

というわけで、通知カードが届いたら、大事な書類をしまうところに一緒にしまっておいてください。

既に国も市区町村も、その混乱ぶりを見ていると、当初の予想がいかに甘かったを痛感していると思いますが、そんなものです。

・・・消費税の軽減税率も同じように混乱すると思いますが、まあ、そんなものです。

こういう制度というのは、「完璧なモノ」を最初から作って世に出すのではなく、「とりあえず99%くらいOKのモノ」を出して、実際に運用していきながら「修正」していくのが現在、よくある方法だと思います。

やってみないと分からないことがいっぱいあります。

1番身近なものとしては、Windowsですね。

Windowsの新しいバージョンが出ると、最初のうちはパソコンの動作が不安定になったりといろいろなトラブルが発生したりするのですが、その様子を見て、すぐに修正を繰り返してだんだんと安定していきます。

何が言いたいかというと、Windowsの新しいバージョンが出ても、安定するまでは、最初のうちは「使わない方がいい」ように、マイナンバーについても、まだ始まったばかりなので、毎日のように細かい修正が行われています。

マイナンバーは慌てて動いた方が損をする可能性が高いので、もうちょっと、様子を見た方が良いと考えております。

まあ、そもそも個人番号カードも、市区町村自体がまだ対応できていないので、来年3月になっても発行体制が整わないというところもあったので、早くしても同じだと思いますけどね。
 

自分の分は作ります!

さて、そう書いておきながら、私自身の分は作りますよ~。

制度自体を理解していても、やっぱり、実際にやってみないと分からない、がモットーですので、実験台となりたいと思います。

そして、妻と子どもたちの分は今のところ、作る予定はありません。 

そもそも、個人番号カードの作成は、自由ですからね。


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