他人の家計簿は大好物!でも・・・

実は、他人の家計簿や家計診断を見るのが趣味です。

このブログの記事を書いている私は30代男性なのですが、母親の影響で小さいころからオレンジページやレタスクラブなどの主婦向け雑誌やタウン誌にある家計診断の記事があると、絶対に読んでしまいます。

また、家計診断の書籍が出ると、ついつい手に取ってしまうくらい大好物です。

そういう意味では小学生の頃から現在まで20年以上家計管理に興味をもっていて、現在の仕事も他人のお金に関するアドバイスをしているから不思議なものです。


でも、残念ながら、どうがんばっても、他人の家計診断を見ても、自分の参考にはなりません

なぜでしょうか??

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家計診断あるある!

例えば、他人のご家庭の家計診断を見ていると、不思議なものがよくあります。

住宅費 月20,000円
⇒社宅住まい?
⇒あるいは同居している実家に渡している住宅費相当?


食費 月10,000円
⇒涙ぐましい努力に感服します。
⇒もちろん、実家から米とか野菜とか、もらってませんよね?


夫の小遣い 月10,000円
妻の小遣い 月40,000円
⇒旦那さん、ファイト(涙)


生命保険料    月1,000円
⇒いくら掛け捨てにもほどがあります。


・・・とまあ、いろいろな人生が垣間(かいま)見えて楽しいのですが、残念ながら、自分に置き換えた時に、とたんにリアリティがなくなってしまいます


自分は、何がしたいの? 目的は?

なぜ、リアリティがないのでしょう。

ちょっと考えてみました。

例えば、

Aさんは、食費が月1万円だとしましょう。

Bさんは、食費が月5万円だとしましょう。


それは、どういう意味を持っているのでしょうか。


Aさんは、「節約がんばってるね」ということでしょうか?

Bさんは、「もっと節約しなさい」ということでしょうか?



そうです。

これだけでは何もわからないんですね。

数字ばかり見ていても、わからないんです。


「目的」がないのにどんなに他人の家計診断を見ても、何かしっくりこないのです。


では、AさんとBさんに、それぞれ目的を聞いてみました。


【Aさんの目的】
年に1回家族でディズニーランドに2泊3日で行くこと。そのために、健康に気をつけながら食費を月1万円におさえています。


【Bさんの目的】
食べることこそすべて。食べることは人生の生き甲斐(がい)で、他の支出をどれだけ減らしてても、食費だけは絶対にケチったりしたくないので、食費を月5万円にしています。



これって、AさんBさんも、ハッピーじゃありませんか?


金額だけを見て、「Bさんの食費は使い過ぎですね。せめて月3万円にしましょう」なんて言われたら、Bさんはきっと、ハッピーじゃありません。


もしも、理想的な家庭の食費は全体の支出の14%(もちろん、適当です!)だなんて、テレビで節約に詳しいコメンテーターだか専門家だがコメントをしたとします。


え!?

我が家は20%も使っている!

14%にしなければ!


と行動することは、何のためなのでしょうか?


「理想的な家庭」って、一体どこの誰のことでしょうか?


なぜ、あなたはその理想的な家庭に自分を合わせないといけないのでしょうか?


その理想的な家庭の人生の目的は?

価値観は?

それはあなたの人生の目的と価値観と一致していますか?



・・・ふつう、一致しませんよね(一致してたらラッキーです)。


本来、家計診断というのは、

「その人と家族の人生の目的は何か?」

があって、

その目的を達成するために、

どうすればいいか

という相談にのってくれることなのではないでしょうか。



節約も

家計管理も

貯金も



そうですが、真っ先に何かしないと、と考えるのは、「手段」をどうしよう、ではないですか??


これらはすべて「手段」です。

でも、

どういう目的で節約をするんですか?

どういう目的で家計管理をするんですか?

どういう目的で貯金をするんですか?


ということを真っ先に考える方が重要だな、と思うわけです。


「目的」がはっきりしてくるとそもそも「手段」がそれでよかったのか、という全然違う発想が生まれてきます。


節約しなければならないのにしていなかったり、逆に、節約する必要なんてないのに無理にがんばってしまっていたりするかもしれません。

節約自体、あるいは貯金自体を目的とすることに人生を賭けている方を否定するつもりは全くありません。

しかしもし、それ自体を目的としていないのに、いつの間にか意図せず「節約・家計管理・貯金をすること自体が目的」にしてしまっていたら、注意ですね。

目的って、何でしょうか??

目的と言えば、私が小学生から大学生まで「勉強」をしていたときは、「勉強をする目的」って、全然わかっていませんでした。

いい大学に入っていい職業に就くことは目的でしょうか?

残念ながら、それは「自分で考えた目的」ではないような気がします。


「大人から与えられたそれっぽい目的」
を、それが自分で考えた目的だと思い込んで勉強をしてきたような気がします。

(まあ、子どもの時に、具体的な目的を考えるなんて、かなり無理な話なので、個人的には、与えられることだって、それはそれで良いような気がします)


だから、目的を考えろなんていまさら言われても・・・ちょっと・・・となってしまうかもしれませんね。


まあ、そんな難しいことを考えないで、

自分と家族が幸せな時間を送ること

が目的でいいんじゃないでしょうか(とか言いながら、それっぽい目的を与えてしまいました)。

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自分と家族が幸せな時間を送るために節約をする。

自分と家族が幸せな時間を送るために家計管理をする。

自分と家族が幸せな時間を送るために貯金をする。


ときどき、

自分や家族を不幸にしてまで、節約してないか

と思うことがあります。


また電気をつけっぱなしにしている!と怒ってしまう。

ティッシュやトイレットペーパーのむだづかいが気になる。

自分はがんばってるのに家族が協力してくれない。


そういうのが積み重なってストレスになって、家族にイライラしてしまう。


・・・あれ? なんかちがうかも。


「節約」なんて、ただの手段の1つですよね。

その手段にこだわるために、自分や家族を不幸にしてしまったら、本末転倒です。


節約疲れをしてしまう方は、本当にがんばっている人なのだなと思います。

毎日、家族のためにご苦労様です。

でも、あなたが疲れてしまっては、家族も幸せではないでしょう。

外部記事
“節約疲れ”に要注意!幸せ感がアップする3つのお金のかけどころ

それに、消費税率アップや社会保険料アップによって、ちょっとした節約では、生きづらい時代になりつつあります。

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「人生を豊かにする支出」を家族で考えていますか?

それよりも、先程、ディズニーランドに行くために食費を節約している話のように、「我が家は何にお金をかけるべきか」に焦点をあてると、自然と節約するようになるのではないでしょうか。


自分と家族が幸せな時間を送るためには、


みんなの人生を豊かにするには、



「何」にお金を使うとよいのでしょうか。




ちなみに、我が家は、住宅費・水道光熱費と食費はかなりかけていますが、携帯電話代、被服費、レジャー費などは一般の家庭に比べると、少ない方だと思います。

居心地が良い家と美味しいものを食べるのが人生の目的で、あとはテレビとインターネットがあれば退屈しないためかもしれません。


一方で、スマートフォンじゃないと生きている気がしない方や、年1回の家族旅行がないと家族の笑顔がないという方は、住宅費はかけないようにするとか、優先順位をしっかりつけていく必要があるのではないかと思います。


あなたと家族の人生の目的を分かってもらった上で、あなたのご家庭の家計診断をしてもらえば、きっと、具体的で有効な意見が聞けると思いますので。


大事なのは、他人の家計診断で振り回されるのではなく、「あなたと家族の目的」のことをあなた自身が考え、その上で、分からないことについて、具体的なアドバイスをもらう、というのが、家計診断の本当の存在意義だと思うのです。


他人と比較して、食費が多いとか少ないということではないのです。

あなたと家族の目的に照らし合わせて食費が多いとか少ないということを考えるのです。 

もし、目的が見つからないときは、他人の家計簿でなくて、その人の目的を探してみましょう。

あなたと同じ価値観の人がいればラッキーですね。