【住宅ローンの非常識No.1 返済負担率25%】

<問題>

「年間の返済額が年収の25%以下ですので、大丈夫ですよ」

と言っている人は、誰の味方でしょうか?

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【疑問1】 「年収」って何?

ここに、年収500万円の人がいます。

年収500万円×25%=年間125万円まで

なら、返済負担率25%・・・ということでいいのでしょうか?
pie-chart
年収500万円というのは、所得税も住民税も社会保険料も控除される前の金額です。

例えば、これらが80万円かかったとすると、手取り年収は

500万円-80万円=420万円

420万円×25%=年間105万円まで

と、20万円減ります。
pie-chart (1)
年収500万円に占める割合は、21.4%となります。


自由に使えるお金は、税金等を引いた後の手取り年収だというのに、税金等を引く前の年収に25%をかける意味がまったく分かりません。



【疑問2】 「25%」って何?

そして、もっと意味不明なのが25%という割合です。

「そりゃ、金融機関では、年収の25%以下だったら審査が通りやすくなるんです」

なんてことをいう人がいたら、いやいや、あんた誰の味方なんだよ、とつっこまざるを得ません。


そもそも「住宅ローンの返済負担率25%以下」ということが大間違いなのは、「金融機関にとって融資が通りやすい条件」という側面から物事を見ている可能性が高い点にあります。

(注)25%以下なんて基準がない金融機関もあります。


それはつまり、

「どれだけ借りられるか(金融機関からすれば貸せるか)」

という観点にすぎません。


大事なのは、

「どれだけ現実的に返せるか」

ですよね。



返済能力が年間80万円しかない人に、「年収500万円なら25%の125万円まで大丈夫ですよ」と言うのはおかしいです。


なぜなら、ライフスタイルによって、そして、これからくるライフイベントによって、返済能力は全然違うからです。


A家は、
「他のことはどうでもいいから、子供の教育が1番」かもしれません。

B家は、
「子供を作る予定はなくて、毎年、海外旅行に行くことが1番」かもしれません。


もし、A家とB家が返済負担率25%ちょうどにした結果、子供の教育費をかけられなくなったり、海外旅行に行くのを我慢しなければならなくなれば、「何で家を買っちゃったんだろう・・・」と後悔するのは目に見えています。


人生の中で、どれだけ家にお金をかけるのか、ということを冷静に考えなければ、確実に失敗します。


ネット上に「自分の適正な返済負担率はどれくらいなのか」なんて答えは絶対に見つかりません。

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まずは、「返済負担率25%以下」という常識に投げかけてみました。