この記事は、書庫のある家.comの「平成27年分の年末調整で配偶者控除をしなかった人が今から5万円取り返すための方法」に移転しました。

最終確認を!配偶者控除は確定申告で取り戻そう!

今回は、夫の方で配偶者控除や配偶者特別控除を受けることができたのに、年末調整でしなかった場合を想定しています。そのため、確定申告が必要なのは「夫」の方だけです。

例えば、産休・育児休業で平成27年分の年収が141万円以下になった方は、いずれかを受けることができるでしょう。

関連記事 共働きでも産休・育児休業中は配偶者控除を要チェック

多くのサラリーマンは、所得税率が5%~20%あたりなので、配偶者控除(38万円)の場合、税率にもよりますが、

5%⇒19,000円
20%⇒76,000円

が確定申告で還ってきます。

さらに、6月以降に支払う住民税が減ります。こちらは一律10%分で、配偶者控除(33万円)なので、

10%⇒33,000円

が28年6月から29年5月まで1年かけて少しずつ取り戻せます。

合わせて52,000円~109,000円くらいは節税できます。


でも、そんなこと知らなかった!という方は、確定申告で取り戻すことができます。

確定申告書を自分で作りたくない方へ

まずは、自分で確定申告書を作るなんてとてもできない!わからない!という方は、次の書類をもって税務署に行きましょう。

税務署って怖いというイメージがあるかもしれませんが、親切な方が多いので、このブログを読んでいる方の中でも税務署に行きます!という方は結構いらっしゃいますね。

・夫の「給与所得の源泉徴収票」
・妻の「給与所得の源泉徴収票」
・夫の「認め印」
・銀行の「通帳」


印鑑は、シャチハタは×です。実印ではなく認め印でOKです。これ、意外と忘れるのでお気をつけください。

あれ? 妻は確定申告しないからいらないんじゃないの?と思われるかもしれませんね。

確かに提出とかはしないのですが、配偶者控除は年収103万円以下、配偶者特別控除は年収141万円以下であることが大事になります。

ということは、何か年収を確認できるものを持って行った方が、間違いがないということですね。

また、銀行の通帳は、所得税を還付してもらうための口座情報が必要だからです。通帳自体を持って行くのが不安なら、メモでもOKです。

どこの税務署に行けばいいかは、「地図から税務署を調べる」で自分が住んでいる都道府県をクリックして探してみて下さい。

確定申告は2月16日からスタートなのですが、「還付」するためだけの申告は、1月からでもできます。

2月16日から3月15日までの間は、税務署も混雑するので、できれば1月中に行くことをおススメします。
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税務署へ行きたくない方へ

私も税務署にあんまり行きたくないので、自分で確定申告書を作って郵送で提出しています。

というのも、税務署がちょっと離れたところにあって、行くのが面倒なのですね。


それだったら切手代を払った方が時間的にも金銭的にも節約になります。

確定申告書は簡単にできますので、レシピをご紹介します。

【レシピ】 「配偶者控除」の確定申告書

<材料>
・夫の「源泉徴収票」
・妻の「源泉徴収票」
・夫の「認め印」
・印刷用紙7枚前後
・封筒(A4が入るもの)1通
・返信用封筒1通
・切手適量
・夫名義の銀行の通帳
・夫への愛情小さじ1(旦那様が作る場合)

<器具>
・パソコン(タブレットもOK)
・プリンター

事前に準備が必要なものは、以上となります。

<手順>

1.「確定申告書等作成コーナー」を開く
2.手順通り入力する
3.印刷する
4.封筒に入れて税務署に郵送

以上となります。

<必要時間>
30分~1時間

※時給5万円以上の簡単なお仕事です。

1.「確定申告書等作成コーナー」を開く

誰でも簡単、確定申告書を作れるのが無料で使えるのが国税庁の「確定申告書等作成コーナー」です。

こんな画面が出てくるので、「作成開始」ボタンをクリックしましょう。
確定申告書作成コーナー

すると、提出方法を選択する画面が出ますが、今回は「書面提出」をクリックしてください。
提出方法

e-Tax(電子申告)は、事前準備が面倒でICカードリーダライターを買ったりすると数千円かかるので説明は省略します。


そして、次の画面で、ここ数年以内のパソコンを利用している方は、最初のところをチェックします。そして、1番右下の「事前準備終了 次へ>」をクリックします。
環境確認

もし古いパソコンを利用している方は、その下もスクロールして確認してください。古いと正常に動かないのです。


これから作成する申告書の選択をしますが、1番上の「所得税コーナーへ」を選びます。
作成コーナー

さて、今年から新しく変わったのはこちらの画面です。1番左に「New」とあるように、「給与・年金」だけの人向けに、医療費控除、寄附金控除、住宅ローン控除をするための簡単な画面ができました。というわけで、1番左の「作成開始」を選びます。
入力方法選択

その次の画面では、注意事項が書いてありますが、特に気にせず「次へ>」をクリックします。
はじめる前に

これで、入力前の準備は完了です。

2.手順通り入力する

ここから順番に入力していきます。

まず、提出方法が「確定申告書を印刷して税務署へ提出」になっていることを確認し、確定申告をする「夫」の誕生日を入力します。
提出方法の選択等

続いて、「給与のみ」をチェックします。
所得の種類選択

そして、給与の支払者が1か所か2か所以上かをチェックしますが、1か所の人が多いと思いますので、今回は1か所にします。要するに、源泉徴収票の枚数と一致すると思ってください。


また、それが年末調整済みかどうかもチェックします。これまたふつうは「済み」かと思いますので、そちらをチェックしましたが、そうでない場合は、源泉徴収票に「年末調整未済」などと書いてあります。
給与所得の内容等選択

そして、今回適用を受ける控除ですが、配偶者控除と書いてないので、左下の「その他」にチェックを入れます。
適用を受ける控除

なお、医療費控除やふるさと納税を合わせて受ける方は、医療費控除や寄附金控除をチェックしてください(この記事では省略します)。


さて、給与収入の入力です。「入力する」をクリックします。
収入入力

お手元に、「夫」の源泉徴収票をご用意ください。この記事では、鈴木太郎さんを例にしています。源泉徴収票を見ると、「控除対象配偶者の有無等」はに*マークがついていて、配偶者控除が行われていないことが分かります。
H27 源泉徴収票 鈴木太郎

源泉徴収票の見方に付いては、次の記事も参考にしてみて下さい。

関連記事 徹底解説!源泉徴収票(27年分)の見方と損しないための12のチェックポイント


一方、今回は妻の鈴木花子さんが出産のため、平成27年は1月から3月までしか働いておらず、年収103円以下だったため、配偶者控除を受けることにします。

給与の入力画面が出てくるので、「源泉徴収票」のとおりに入力してください。
給与入力1

続けて、社会保険料控除等の入力も「源泉徴収票」のとおりに入力してください。
給与入力2

住宅ローン控除を年末調整でした方は、こちらも「源泉徴収票」のとおりに入力しましょう。ない方は、右下の「記載がない」をチェックします。
給与入力3

最後にそれ以外の項目について入力をします。「(23)支払者」は誰でもあるかと思います。
給与入力4

さて、これで入力が終わり、この画面に戻ってきます。
給与入力後

その次の画面も確認するだけでOKです。所得金額は、源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」に一致します。
給与入力後2


さて、いよいよ今回のメインに入っていきます。右の「配偶者(特別)控除」をクリックします。
所得控除の内容

すると、配偶者に関する項目を入力しますので、「妻」の源泉徴収票から入力します。このうち、「配偶者の給与等の収入金額」は年収を入れるので、源泉徴収票の「支払金額」をそのまま記載します。
配偶者控除

先ほどの画面に戻ると、配偶者控除の欄に「380,000円」の文字が入りました!
所得控除の内容2

その次の画面は、住宅ローン控除などの税額控除ですが、今回は特に該当しないため、そのまま進めます。
税額控除の内容

さて、計算結果の確認です。鈴木さんは、27,992円が所得税の還付を受けることができます(このほか、今年6月以降に払う住民税が減額されます)。右下の「次へ>」をクリックします。
計算結果の確認

続けて、住民税について確認が出るので、チェックをします。
住民税


最後に住所と氏名などの入力です。
住所氏名1

「提出先税務署」は自動で出てきます。また、「提出年月日」は空欄でもいいです。今回は「平成28年」だけ書きました。「整理番号」も不要です。
住所氏名2

最後に、還付金を受け取る銀行などの口座情報を入力します。「ゆうちょ銀行以外」を選んでみました。

なお、東京第一銀行は架空の銀行名です(笑)
住所氏名3

なお、次の銀行は還付口座として使えないのでご注意ください。
  • ジャパンネット銀行
  • じぶん銀行
  • 大和ネクスト銀行
  • セブン銀行

これで申告書ができました。「申告書等を全て印刷する」にチェックがあることを確認して、「帳票表示・印刷」ボタンをクリックすると、「PDF」で申告書類一式がダウンロードされます。
申告書印刷

これが確定申告書です。印刷して、右の名前の隣の「印」とあるところに、認め印を押して下さい。
確定申告書第1表

また、確定申告書第2表に「配偶者控除(または配偶者特別控除)」に関する記載があるか確認します。
確定申告書第2表

夫の「源泉徴収票」は、「原本」をこの台紙にのりで貼ってください。
添付書類台紙

1番最後にある書類には、提出先の税務署の住所が書いてあるので、これを切り取って封筒(A4が入るものがいいですね)に貼ります。「行」は「御中」に変えておくきましょう。
税務署宛名

さて、もう1つ返信用封筒も用意しましょう。

これは、自分の住所・氏名を書いて切手を貼って、A4の封筒に確定申告と一緒に同封します。

切手は「申告書の控」が2枚返ってくるだけなので、82円でよろしいかと思います。

そうすると、申告書の控に次のように印鑑が押されて帰ってきます。
確定申告書 控
これは、保育園や児童手当などで収入・所得の確認をする際にコピーを提出しますので、絶対にもらいましょう。

また、それ以外の書類についてもコピーをとって保管するか同じものを印刷して保管しておいてくださいね。

特に源泉徴収票は原本を提出してしまうので、必ずコピーをとっておきましょう。