CICの信用情報開示報告書は「3つ」で1セット

住宅ローンやクレジットカードの審査が通らなかった場合には、クレジットカードの支払いを滞納していたり、スマートフォンの割賦代金を含めた携帯電話料金を払っていなかったのが原因という可能性もあります。

そこで、「自分の信用情報をCICで開示する具体的な方法」では、実際に私が自分の信用情報(「信用情報開示報告書」)を信用情報機関の1つである株式会社シー・アイ・シー(CIC)(※)でとった手順をご説明しました。

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この記事では、取得した信用情報開示報告書のうちどこを読んだらいいのか、という点について、ポイントをまとめました。

信用情報開示報告書は、大きくわけると次の3つで構成されます。
  1. クレジット情報
  2. 申込情報
  3. 利用記録
1番目の「クレジット情報」は、次のように、クレジットカード、スマートフォン(携帯端末)などの分割購入、キャッシングなどの契約内容や支払状況に関する情報が記録されています。
CIC1
2番目の申込情報は、いつクレジットカードやキャッシング・ローンの申し込みをしたのかに関する内容です。
CIC申込情報

3番目の利用記録は、クレジットカード会社が新しい借入れや延滞事故を起こしていないかを調査(途上与信)をしたりするときの記録が残っています。
CIC利用記録

公式サイトのパンフレットでも読み方が説明されていますが、ポイントが分かりづらいので、この記事では、ポイントをハッキリさせて解説しました。

参考
 [PDF] 信用情報開示報告書の見方|CIC


では、1つずつ、見ていきましょう。

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【1】 CICの「クレジット情報」の読み方のポイント

今回最も大事なのは、クレジットカードの延滞の記録などが記載される「クレジット情報」です。
CIC1

例えばこれは、リクルートカードプラス(JCB)の記録ですが、1つずつパーツに分けてみてみましょう。

まず、1番下にあるのが「入金状況」です。
CIC3
拡大してみると、近い順に24か月分の入金状況がわかります。

私の場合は、すべて「$」がついています。

記号には意味があり、CICの場合は次のようになります。

記号内 容
請求どおり(それ以上)の入金あり
一部だけ入金あり
契約者以外からの入金
契約者都合による未入金
未入金(契約者と無関係の理由)
未入金(原因不明)
請求もなく入金もなかった
空欄クレジット会社から情報の更新がなかった
「$」マークであればよいのですが、「P」や「A」のマークがあると、審査に影響が出ることは容易に想像できるかと思います。

※クレジットカードを全く利用したことがない人は、「$」マークを積み重ねることができません。それによって、クレジットカードが作れない場合もあるので、「30代で初めてクレジットカードを作るときの注意点」も合わせてお読みください。


次に「お支払の状況」です。信用情報機関にとっては最も重要な内容といえるのが、「26.返済状況」です。とにかく、ここを1番目に見るというくらい大事なところです。
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「26.返済状況」にもし「異動」と書かれていたら、長期にわたる支払いの延滞(61日以上または3か月以上)があるということになります。

つまり、A(契約者都合の未入金)の状態が続いて3か月以上の滞納になると、非常にまずい状態となるわけです。

その他、本人に代わって保証会社が保証契約によって返済した場合や、自己破産した場合も「異動」と書かれますが、まずい雰囲気を感じますね。


お次は、右上にある「割賦販売法の登録内容」ですが、こちらは割賦販売法(商品やサービスを分割・後払いで購入する際のルールに関する法律)で定められた信用情報が記載されています。

ポイントは「34.支払遅延有無」です。
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特にスマートフォンを割賦で購入している場合に、ここに記載があると厳しいですね。

また、「貸金業法の登録内容」では、「36.残高」の「(内キャッシング残高)」がポイントです。

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貸金業法(消費者金融・キャッシングを取り扱うカード会社からお金を借りるルールに関する法律)により、まだ支払っていない残りの金額をここに記載することになります。

つまり、他に借金をしている金額があるということで、住宅ローンの審査の際には注目されます。

※契約内容がカードの場合は、ショッピングとキャッシングの合計残高が記載されるので、キャッシングを利用していない場合でも金額が記載される場合があるので、あくまで「(内キャッシング残高)」を見ましょう。


【2】 CICの「申込情報」の読み方のポイント

2番目の申込情報は、いつクレジットカードやキャッシング・ローンの申し込みをしたのかに関する内容です。

登録元会社として、「優良住宅ローン」が記載されていますね。
CIC申込情報
平成28年3月14日が照会日時になっていて、優良住宅ローンが私の信用情報を見にきています。

住宅ローンの借換えをするにあたり、照会をしたようです。


この申込情報は、照会日時を含めて6か月間記録が残るようになっています。

クレジットカードを一度に複数申し込むとよくないのは、申込情報を照会するときに、「あれ? 別のカードも同時に申し込んでるのか、大丈夫かな、この人」と思われる可能性があるからです。

したがって、もし、審査に落ちるようであれば、申込情報から履歴が消えるまで待つのも1つの方法といえます。

【3】 CICの「申込情報」の読み方のポイント

最後に利用記録です。
CIC利用記録
クレジットカード会社が新しい借入れや他のカード会社で延滞事故を起こしていないかを調査(途上与信)をしたりするときの記録が残っています。

見ると、ワイジェイカード(Yahoo!JAPANカード)、楽天カード、ジェーシービー(リクルートカード)の3社が途上与信を行っているのが分かります。

例えば、クレジットカードの中には、最初の審査が他のカードに比べてやや甘いものが存在します。

しかし、その後、利用していく中で、延滞(他のカードも含めて)をすると、急に利用停止になったりするといううわがあるものもあります。

なぜ他のカード会社のことが分かるのかといえば、こうやって、ときどき状況を確認しているからなのですね。

・・・まあ、カード会社の立場になってみれば、当たり前なんですけどね。

まとめ

クレジットカードやスマートフォンを含む携帯電話料金の支払いは、期限までに確実に行いましょう。

そして、キャッシングはできる限り利用しないようにしましょう。

住宅ローンを借りるときも、クレジットカードを作るときも、「信用」できる人なのか、必ず確認されます。

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 自分の信用情報をCICで開示する具体的な方法


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neronaより