●紹介ビジネス
注文住宅を検討される方は、リクルートの「SUUMOカウンター」というのがあって、無料講座や無料相談をしてくれて、中立的な立場から建築業者を選んでくれる・・・なんてことをご存知かもしれません。

あるいは、駅前などに「保険の窓口」という目立つ看板があって、いろいろな保険会社の商品を無料で相談に乗ってくれて、中立的な立場から保険を選んでくれる・・・なんてことをご存知かもしれません。

扱う商品こそ違えど、ビジネスモデルは同じです。

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●「無料」には必ずカラクリがある。
SUUMOカウンター」は無料ですが、紹介した建築業者からバックマージンをもらっているそうなので、無料となっています。

それがあなたが家を建てるための建築費に入っているかどうかはご想像にお任せしますが、建築業者も「広告宣伝費」という費用を使うわけですから、タマホームや積水ハウスのようにCMに使うのか、一条工務店のように展示場に使うのかはそれぞれであり、どこで建てても建築費から広告宣伝費を除くことは残念ながらできません。

まあ、化粧品みたいに原価は1%(1万円なら原価100円)で残りはほとんどがCMなどの広告宣伝費か人件費なんてバカバカしくなるような話もありますので、住宅の方がましかもしれません。
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また、「保険の窓口」も無料ですが、保険というのは代理店に対して保険料の一部をバックマージンで支払うのが当たり前です。

とある保険は、初年度に支払う保険料の大部分がバックマージンとなり、その後も数%を代理店に支払うようです。


●ビジネスは「客」を「教育」する。
「SUUMOカウンター」も「保険の窓口」も家や保険のことについていろいろ教えてくれます。

実際、SUUMOカウンターの講座を家を検討した当初に受講したのですが、家ってこんなにかかるんですよと、しっかり教えてもらいました。

紹介ビジネスは無料でいろいろ教えてくれるんですよね。

そういえば、健康食品のCMって、よく見かけますよね。

「今なら無料お試しセットをプレゼント」とか、

「今なら2週間分がお試し価格で」とか、

大盤振る舞いで見込み客を集めます。


健康食品の通販の場合、その見込み客に対してニュースレターを送ります。

とある健康食品の場合、どういう思いでこの商品を作っているのかというのがマンガで送られてきました。

そしてここからが本題で、教育ができたら本当に売りたい商品を紹介します。

(1) 見込み客を集める。
   ↓
(2) 見込み客を教育する。
   ↓
(3) 本当に売りたい商品を紹介する。


どうしてこの商品が自分に必要かは、「教育」されることによってなんだか自分で選択しているような気分になっていますが、実は何も選択していなかったりします。

このあたりの流れは、さかのぼると「宗教」のカラクリにも通じているように勝手に思っています。
(カリスマ教祖とカリスマ社長の違いは、取扱い商品・サービスだけ?)

「SUUMOカウンター」や「保険の窓口」は、家や保険について見込み客を教育をすることによって、ちゃんとした建築業者を選ばないといけないとか、ちゃんとした保険を選ばないといけないとか、勝手に見込み客が賢く(?)なっていきます。


そこで、「中立的な立場」から適切な建築業者や保険を紹介します。

そしたら、なんだか良さそうに思えてきませんか??

こういうのは、昔からありますが、優れたビジネスモデルだと思います。
実に興味深いところです。


まあ、何が言いたかったと言えば、結局、「無料」だと思っているものは、巡り巡って「あなたのポケット」から出ているかもしれませんよ、ということです。

決してそれが悪いわけではありませんが、この記事を読んでくださる方は、それを分かった上でうまく活用されることを祈るばかりです。