昨日の記事「頭金をいくらにするかよりも、もっともっと大切なこと」でいろいろと書きましたが、もう1つ頭金の話を書きたいと思います。

それは、頭金を貯めても金利上昇によって吹っ飛ぶ可能性があるということです。

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●2013年6月、頭金0円で購入した場合

Aさん一家は、頭金がなかったので、3,000万円の住宅を全額、住宅ローンを組んで買いました。

 住宅ローン:3,000万円
 金利:2.03%(全期間固定金利) 
 返済:30年間
 返済総額:約4,008万円


●2016年6月、頭金300万円で購入した場合

Bさん一家は、2013年6月から毎年100万円ずつ3年間貯めました。
3,000万円の住宅のうち300万円を頭金で支払い、残り2,700万円を住宅ローンを組んで買いました。

ただ、この3年の間にアベノミクスとかなんとかあって、金利は0.4%上昇していました。

 住宅ローン:2,700万円
 金利:2.43%(仮)(全期間固定金利)
 返済:30年間
 返済総額:約3,805万円


 ちなみに、平成23年6月のフラット35の金利(21~35年の最低)が2.49%でした。

さて、

 Aさん 返済総額:約4,008万円

 Bさん 返済総額:約3,805万円


と2人の返済総額を比べて、やっぱり、頭金を貯めて良かったね、と思う方は、だまされていますよ


この比較は間違っています。


本当に比較すべきは、

 Aさん 総支払額:住宅ローン約4,008万円

 Bさん 総支払額:頭金300万円+住宅ローン約3,805万円=約4,105万円

なのです

可哀想なBさんは、頭金を貯めるために3年間で300万円も節約して我慢したのに、その間に0.4%金利が上がったことで総支払額はむしろ増えて頭金部分は吹き飛んでしまいました


頭金なんて、金利が上昇すれば簡単に吹き飛びます

長期の借入れほど影響は大きいです。


でも、だから超低金利の時に急いで買いましょう、と言いたいわけではありません。昨日の記事のように、頭金を貯める能力=返済能力が大事です。


しかしもし、返済能力が十分あるのであれば、金利上昇局面では、早く住宅ローン(固定金利の前提ですが)を借りてしまった方が頭金が吹き飛ぶのを防げると考えることもできます


ちなみに我が家では、住宅ローンとは別に、子供が赤ちゃんの時から一戸建てで育てたいということも考えました。

例えば、i-cubeは全館床暖房やエアコンをうまく利用すれば快適です。

部屋の広さもマンションでは考えられなかったことです。


もし、3年間我慢したら、子供たちは何歳になりますか?

子供がいない方は、家を建ててから子供を産もうとすると何年後になりますか?


頭金を貯めるべきかどうか迷ったら、そんなことも考えてみてください。