家を建てると生命保険の見直しなどがあったりするかと思いますが、毎年10月頃に生命保険会社から送られてくる「生命保険料控除証明書」は、今年はなんだかいつもと違うような気がしませんでしたか??

税制改正があって、制度が変わったため、生命保険料控除証明書もそれに対応して変わったんですね 。

久しぶりの税金の話ですが、知らないと損するかもしれないので、お付き合いください。

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さて、そもそも生命保険料控除とはなんじゃらほい?ですが、もともと生命保険料控除は、大正12年に生命保険に入ってもしものときに備えましょうね~、という趣旨で始まりました。

さらに昭和59年には、普通の生命保険とは別枠で、個人年金保険についても老後に備えましょうね~、という趣旨で始まりました。 

つまり、

一般生命保険料控除
⇒ もしものための生命保険に入ったら税金を安くします!


個人年金保険料控除
⇒ 老後のための個人年金保険に入ったら税金を安くします!


という2本立てが平成23年まで続いていました。


税金を安くするということは、いいかえれば「保険料の一部」を国が負担してくれるわけです。

公的な制度だけでは足らない部分について、民間の生命保険で補うのを国が後押ししているのです。
 
まあ、私たちにもメリットがありますが、民間の生命保険会社にとっても保険を売るためには廃止されては困る制度なわけです。


ところで、平成24年からこの制度にもう1つ控除が加わります。

介護医療保険料控除
⇒ 介護保険、医療保険、がん保険などに入ったら税金を安くします!


もともと「一般生命保険料控除」に該当していたものでしたが、「超高齢化社会」に対応して、自ら介護や医療のために備えましょうね~、という趣旨です。

ちなみに、介護医療保険料控除は基本的に平成24年1月1日以後に契約したものが対象となりますので、医療保険に入っているのになんでないのかな?と思ったら、それは平成23年12月31日以前に契約したものではないでしょうか。


まとめると、こんな感じですね。

無題


さて、会社から年末調整の手続きをするように用紙が来ていて、生命保険料控除の欄を見ると、次のように欄が増えて、ワケが分からなくなっているかもしれません。

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 (出典)日本生命ホームページより引用



ヒントは次の通りです。

分からなかったら生命保険料控除証明書を全部つけとく。
⇒これはいらないかな~と思ったら、実は控除できたものがあって知らないうちに損をしているかもしれません。自分で勝手に判断するくらいなら、控除証明書を全部つけた方がいいかもです。

⇒無理に記入しないで会社の総務経理担当者に任せた方がいいかもしれません。


年末調整で忘れていたら確定申告でもOK
⇒年明けに控除証明書が見つかっても、確定申告をすれば大丈夫です。


ちなみに、どれだけ控除されるか知りたいときには、こちらでシミュレーションができます。

日本生命|生命保険料控除額かんたんシミュレーション

所得税だけではなくて、個人住民税でも節税になるんですよ。

生命保険料控除証明書が来たら、これらは「数千円~1万円以上」の価値がある金券だと思って、年末調整(又は確定申告)で還付してもらいましょう。


いろいろ書きましたが、要するに、新しい生命保険料控除のことなんて「ふうん」程度でいいので、生命保険料控除証明書をちゃんと会社の総務経理の担当者に渡して、年末調整でお金を還付してもらおう!ということです。


生命保険は、一生払い続けたら、数百万円から数千万円にもなる高い出費ですが、まずはじっくり検討して、ナットクしてから入り、生命保険料控除という割引制度をしっかり使いましょう。


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