人生にはいろんな節目があります。
neronaはアラサーですが、一戸建てを建てて、子供たちが産まれてと人生の大イベントが続きます。
住宅ローンの返済も始まりましたが、もし、明日自分に万が一のことがあると、残された妻と子供たちはどうなってしまうんだろう。
というわけで、万が一の時に備えた生命保険について先日見直すことにしました。
まず、なぜ生命保険の見直しが必要かというと、自分に万が一のことがあったとき、
・住宅ローンは生命保険ですべて返済される。
・でも、生活費は保障されない。
ということがあるからです。
団信(団体信用生命保険)などの生命保険は、住宅ローンの残債を返済してくれますが、毎年必ず課税される固定資産税は払ってくれません。
ただ、「賃貸」の時よりは計算上、リスクが減ります。
例えば、家賃が8万円だとします。
明日自分が死んで、妻(現在30歳)が80歳まで生きたとすると、これから8万円×12ヶ月×50年=4,800万円が必要になります。
一方、持ち家の場合は、団信などの生命保険でまかなう分があるので、残りは固定資産税などの固定費と修繕のための積立てです。
ざっくり見積もっても年間36万円とすると36万円×50年=1,800万円になります。
4,800万円-1,800万円=3,000万円
の差がでますね。
つまり、賃貸を前提にした生命保険に入っている場合には、住宅購入で必要保障額を下げて保険料を抑えることができるはずです。(その代わり、団信などの保険の支払いが発生しているわけです。)
そのため、住宅購入は生命保険の見直しのチャンスとされています。
また、子供たちが産まれると、妻がいきなり仕事をするわけにもいきません。
遺族年金以外に一定の収入が必要になってきます。
ここまでくると、単純計算では無理があります。
生活費のほか、子供たちの将来の教育費なども見込んで「人生設計(ライフプランニング)」を考える必要が出てきます。
(参考)
ソニー生命|ライフプランニングの具体例
価格.com|なぜライフプランが必要なの?
マネーライフプランニングについて
(※同じウィンドウで開きます。)
どれか1つでも見ていただくと、これから自分が死ぬまでくらいの人生(家族含め)の計画表のようなものを作成し、住宅購入・教育・老後などの各イベントごとにお金の流れ(キャッシュフロー)を見ていきます。
そして、順調に進んだ時のライフプランニングだけでなく、自分に「万が一があった時」に備えたライフプランニングも必要です。
我が家では、私に万が一があった時のライフプランニングを保険会社の人とあーでもない、こーでもない、と言いながら作成し、それに合わせて生命保険の見直しを行いました。
自分でもかなり時間をかければ作れないことはないのですが、遺族年金の計算とか物価上昇の予測とか要素が多すぎますし、なにより「客観的に自分を見る」のは本当に難しいので、第三者の力を借りることにしています。
ちなみに、どこの保険会社がいいかはどこの会社で家を建てるかと同じくらい難しいところですね。
生命保険も人生の極めて大きな買い物の1つですので、家を建てるようなものだと思って探すのが良いかと思います。意外と、生命保険のことを考えていなくてぽんと入ってしまう方も多いのです。
そいうわけで、万が一のことがあっても、
・住宅ローンは生命保険ですべて返済される。
・月々の生活費も保障される。
というプランに見直しをしました。
保険料の支払金額を変えずに、保障内容を変えることで対応しましたが、
同じ金額を支払っていても、全然安心感が違います。
(といっても、万が一の場合以外は対象にならないので万能ではないですが。)
まあ、万が一のことなんて、あってほしくないんですけどね。
妻はドリームジャンボ宝くじを買ったようですが、宝くじが当たる確率とどっちが高いことやら。
皆さんは、住宅購入してから保険の見直ししましたか?まだの方は、旦那様・奥様を説得して、時間を作って考えてみてはいかがでしょうか。
【保険の相談を無料でする方法】
生命保険は、一生払い続けたら、数百万円から数千万円にもなる高い出費ですが、まずはじっくり検討して、ナットクしてから入り、生命保険料控除という割引制度をしっかり使いましょう。
コメント
コメント一覧 (8)
生命保険って言われてみれば確かに家を買うくらいに大きな買い物なんですよね。
私も考えているようで考えていないことが多い気がしてきました。。。家を買うのを契機に生命保険を見直してみたいと思います。遺族年金なんて考えてもいませんでした。。。
ところで、neronaさんって私と同い年かちょっと年上と思っていたのですが、今年30歳だったのですね~^^若いです!
家とは関係無いタイミングですが(^_^;)
そして家を計画して妻の生命保険を見直すことにしました!
neronaさんが言われるように家計を見直すチャンスになりますので、
その中で生命保険は重要な部分ですね。
ちなみに終身保険は60歳で支払いが終わるものにして、
解約をしないことが前提でしたので、変額保険にしました。
生活保障のためにもう一つ入ってます。
医療やがん保険にも入っていますが、保険料はそんなに高くないです♪
税金と同様に保険もかじったことがあるので、保険会社の人と
あれこれ悩んで決めました。
何といっても、保険に加入できるうちに考えておかないといけませんからね…
さすけさんと同じ感想ですがお若いですね~。
私も30代ではありますけど(;^_^A
こんばんは^^
遺族年金とか考えることは多いですが、
大事な話なので、ぜひともご検討ください。
一応20代最後です。皆さんは何歳くらいに思ってたんでしょう^^;
コメントありがとうございます^^
私も保険自体は専門分野ではありませんが、
仕事上重要なので勉強しています。
見直しは今後もいろんなときに必要になると思いますが、
やっぱりあーでもない、こーでもないと話すのが大事だなと
思います。
保険、ホント大事だとワタシは思います。
neronaさんちは、双子ちゃんうまれたら学資も考えないとですね~!
ウチは2人分入るのがちょっと不安で、とりあえず0歳時に1人分入りました。(アフラック夢みる子ども保険・10年支払い完了タイプ)
お互い、色々お金がいる時期に突入しますね・・・
※neronaさん、ワタシより6歳も下だとは!!!
それが今日イチバンのびっくりですw
お若くて、素晴らしい!双子ちゃんの育児、お若いうちに存分に楽しんでください!
(育児は若いに越したことはない、とおばちゃんは思いますw)
ムガ虎さんも一体何歳くらいだと思っていんでしょうか^^;
確かに昔から落ち着いているといわれてたところ、
職業柄、大体60歳以上の経営者の方と接することが多いので、あんまり若く見られないですが。。。
学費を含めた教育費も重要ですね。
我が家の場合はローンを借りるだけ借りて
教育費も手元預金として残す戦法を
とってしまいましたが、さてどうなることやら
読めば読むほど貴兄のすばらしさ感じ入ります。
やはり「保険」にもメス入れてたのですね。
これもいろいろな本に書いてありますが、保険は持ち家に次ぐ「バクチ」です。
あまりほめてばかりいるとneronaさんの「サクラ」と間違えられそうなので一つ異論を提起します。
私の結論の極論は、「持ち家を持ったら保険」はやめるです。
万が一死んだら、家の借金帳消しになるのだからある意味ラッキーです。
税金くらい奥さんなんとか払えるでしょう。
教育資金? 今、母子家庭(失礼、一人親家庭ってかな)に対する措置はすごいです。
女性は弱いとする偏見と実の強さを痛感します。(隣で奥さん苦笑いしてますよ。昔から「女は弱しされど母は強し」といいます。)
保険の意味考えるべきです。保険は万が一のときお金で代替できることのみを想定して入るべきです。気休めではありません。(「保険に入ったから安心」なんて言う人います。大事な人死んで保険金入ったって大事な人は帰って来ません。その意味、たかが金です。)
さらに一言。お金持ちの方、そこまでいかなくとも不幸な事態に陥っても資金的に「アウト!」にならない方は保険やめるのが賢明です。
高校時代「期待率」って習いませんでした?おそらく保険会社はこれ使って絶対損しないように制度設計してます。そして、きれいなセールスレディ雇って社員は高額給与もらって、それはすべて保険加入者が負担することとなるのです。(昔、就活時、保険会社は人気企業だった。楽で給与高いって。(関係者いたらごめんなさい。))その金あったら、貯金でも、株投資でもしたほうがマシ。
私、保険は保険料控除の分だけ入ってます。私死んで金的に困る人いません。(これってホント、サビシィ。neronaさん、ウラヤマシィ)
終身保険で、私の葬式代だけです。
皆様からの反論、期待します。
こんにちは^^
>あらためてneronaさんの過去の記事少しずつ読んでます。
>読めば読むほど貴兄のすばらしさ感じ入ります。
そうなんでしょうか、ありがとうございます^^
>私の結論の極論は、「持ち家を持ったら保険」はやめるです。
極論ですがよくわかります!(団信以外ということですか?)
>女性は弱いとする偏見と実の強さを痛感します。(隣で奥さん苦笑いしてますよ。
>昔から「女は弱しされど母は強し」といいます。)
これは、税金の世界で寡夫控除の扱いで同じことを思いますね。
>「保険に入ったから安心」なんて言う人います。
この点は、あえて異論を唱えるなら、保険に入っていないことで毎日不安で
眠れない人は、入った方が精神衛生上良いかと思っています。
(保険販売員のセールストークでそう思わされた場合は危険ですが・・・)
>さらに一言。お金持ちの方、そこまでいかなくとも不幸な事態に陥っても
>資金的に「アウト!」にならない方は保険やめるのが賢明です。
まさしくおっしゃるとおりですね。
トヨタ自動車にお勤め(愛知在住なので多いです)でめちゃくちゃ保険に
入っている人がいるのですが、国も会社もとても手厚い保障があることを
教えてたら、見直しをされました。
こういう意味でも「勤め先」って大事ですね。
>終身保険で、私の葬式代だけです。
なるほど!
ちょっと前まで、なんで「葬式代」なんだろう、と思っていたのですが、
私の祖母は保険に入らずに亡くなってしまい、貯金も何にも残っていなかったので、
遺された親と兄弟で結構な金額を負担していて、ああ、なるほどと実感しました。
保険は、必要な時期に必要な人(特に貯金がない若い世代)が入るもので、
持ち家を買うなどのイベントがあるごとに見直しをして、「役目を果たしたものは減らす」
のが大事だと思っています。
「長期間払い続けない」のが保険の上手な付き合い方ではないかなと思うところです。