太陽光発電の売電収入が所得税で「雑所得」になるというのは、夢発電のときに一条工務店さんから説明を聞いていなくても、一条'sのどなたかが記事にしていると思いますので、割とご存知の方が多いようです

しかし、売電収入から必要経費を差し引いて「年間20万円以下」になったらサラリーマンは「確定申告不要」だと思っている方が多いのですが、「住宅ローン控除初年度に確定申告をするとき」に限っていえば、誤りです

売電収入・必要経費もちゃんと計算して確定申告するのが正解です。
(既に一条'sの方が記事で書いているのですが、念のための記事です。)

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国税庁(全国の税務署の親玉です。)には「タックスアンサー」というQ&Aがありますが、こんなことが書かれています

No.1900 サラリーマンで確定申告が必要な人

確定申告を要しない場合の意義

Q  給与を1か所だけから受けており、給与の収入金額が2,000万円以下の給与所得者は、給与以外の所得が20万円以下の場合には、確定申告しなくてもいいとのことですが還付申告を行う場合にも、給与以外の所得を確定申告しなくてもよろしいのですか

A  給与等の収入金額が2,000万円以下である給与所得者は、1か所から給与等の支払を受けており、給与等の支払者が1か所で、その給与について源泉徴収や年末調整が行われる場合において、給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額が20万円以下であるときは、原則として確定申告を要しないこととされています。


しかし、この規定は確定申告を要しない場合について規定しているものであり、確定申告を行う場合にも、この20万円以下の所得を申告しなくてもよいという規定ではありません

したがって、給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額が20万円以下であることにより、給与所得者が確定申告を要しない場合であっても、例えば、医療費控除の適用を受けるための還付申告を行う場合には、その20万円以下の所得も併せて申告をする必要があります


・・・つまり、「住宅ローン控除初年度」は、「確定申告(還付申告)」が必要となりますが、確定申告を行うということは、太陽光発電の売電収入に関する雑所得も含めて確定申告をするのが本来のルールということです。
無題
(出典)一条工務店|夢発電


先日、国税庁の質疑応答事例(これもQ&Aの1つ)が公表され、

自宅に設置した太陽光発電設備による余剰電力の売却収入
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shotoku/02/44.htm

売電収入が「雑所得」の収入に該当することや、太陽光発電設備の法定耐用年数が「17年」であることが明確に示されました。

今までは、太陽光発電の売電収入が少なかったので、そもそも持ち出しになって、税金をかける意味もなかったせいか、ちょっと前までは、税務署でもあまり太陽光発電について関心がなかったように思います

しかしその後、売電価格が優遇され、太陽光発電設備が普及してくると、一応もうけらしきものが出てきて、先ほどのようにQ&Aを作ったんでしょうか。

まあ、そうはいっても、なかなか雑所得の申告漏れを指摘するほど税務署も暇ではないんじゃないかと勝手に考えています。
(もっと他に見るところがあるでしょうから。。。)

それに、住宅ローン控除の控除もありますので、そもそも課税の対象は出てこないようにも思います。


ちなみに、住宅ローン控除2年目はどうでしょうか。

住宅ローン控除は、2年目からは年末調整だけで終わります。

住宅ローン控除のために確定申告をするのは初年度だけですね

ということは、年末調整だけで完結して、医療費控除などあえて確定申告をする必要がない方は、2年目以降は「確定申告不要」です


一条工務店では、パンフレットや営業さんの説明の中で、雑所得になるという説明を見たり聞いたりしたことはありませんが、まあ、影響はほとんどないからなんでしょうかね。
(むしろ固定資産税に影響がある・・・)