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団体信用生命保険 VS 収入保障保険(1)


さて、団信以外の選択肢としてよく紹介されるのが、民間の生命保険の1種である「収入保障保険」です。

具体的な商品名では、

 ・ネクスティア生命「カチッと収入保障」
 ・ライフネット生命「働く人への保険」
 ・東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」
 ・アフラック「家族に毎月届く生命保険GIFT」
 ・アリコ「収入保障保険 家族のあんしん」
 ・ソニー生命「家族収入保険」
 ・NSKJひまわり生命「家族のお守り」

などなど各社出しています。

今回は、収入保障保険の特徴を確認します。

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収入保障保険は、

(1)ローン契約者が個別に民間の生命保険会社に申込む

(2)ローン契約者が死亡又は高度障害になった場合に保険金が出る

(3)保険金受取人はローン契約者又は遺族で受取り方法は自由

という特徴を持つ保険です。

結論から言えば、団信に比べると、通常の保険と同様に自由度が高いといえます。



(1)ローン契約者が個別に民間の生命保険会社に申込む

団信と異なり、個別に申し込みをします。

普通に考えると当たり前のような気がしますが、これが最大の特徴だと勝手に思っています。

収入保障保険は、通常の生命保険と同様に、加入時の年齢や性別、病歴、喫煙・非喫煙などを個別に考慮して保険料が決定されます。

この保険は、そもそも万が一のことがあった時に、生活に必要な収入を保障するためのものです。

それを利用して、ローン残高に合わせて逓減(徐々に減る)するように生命保険を設計することによって、団信の代わりをすることができます。


そのため、加入時の年齢が若いほど通常の保険と同様に保険料が安くなり、加入時の年齢が高いほど通常の保険と同様に保険料が高くなるという傾向があります。

加入時期が若い場合(20代~30代前半くらい)で非喫煙者あれば、団信よりも収入保障保険の方が保険料が安くなる可能性があります。

ファイナンシャルプランナー(FP)によっては、団信ではなく収入保障保険をすすめる場合もあるようです。

⇒団信が「残債・支払期間」で保険料を判断しているのに対して、収入保障保険は普通の生命保険と同様に「その人の個別性」をもとに保険料が決まりますので、若い人は安くすむ場合もあります。

⇒逆に、35才以上の場合には、団信の方が有利になる可能性が高いです。


(2)ローン契約者が死亡又は高度障害になった場合に保険金が出る

この点は、団信と同じです。

やはり、一家の大黒柱であるお父さんが怪我や病気で長期間休養してしまい、その間、収入がほとんどないような場合には、収入保障保険でも保険金が出せないということになります。


(3)保険金受取人はローン契約者又は遺族で受取り方法は自由

団信は住宅ローンの残り(残債)を一括で金融機関に支払います。

一方、収入保障保険でも一括で受け取り、それを使って金融機関に住宅ローンの返済をすることができます。

また、年金形式で毎年又は毎月受け取る方法もあります。

年金形式でもらう方が、もらえる総額は多くなりますが、住宅ローンの返済利息もかかってしまうので、一括がいいか年金がいいかは検討した方がいいと思います。


なお、収入保障保険のデメリットは、2つあります。

1つは、保険金を一度個人がもらうため、相続税や所得税といった税金を考えないといけないのですが、普通は、税金が発生しないため、あまり問題はないかと思います。

⇒団信とは異なり、所得税の生命保険料控除を受けることができます。


2つ目は、当初の設定が誤っていて、住宅ローンの返済に不足が生ずる場合です。収入保障保険の保険金以外で返済のお金を工面する必要があります。

⇒繰上返済した場合には、残債に合わせて契約内容を見直すことをおすすめします。

そのため、収入保障保険に入るときには、必ず複数の生命保険会社を比較して専門家(例:ファイナンシャルプランナー、第三者の立場で保険を比較する人)に相談しながら入ることをお勧めします。


このように、団信と収入保障保険の特徴を出してみましたが、実際にどれくらいの差が出るのかを次回は考えてみたいと思います。


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