片づけと付き合っていくには、片づけに失敗するときのことをあらかじめ考えておく必要がありそうです。

そこで、現在、2DKのマンションの一室で、妻と二人で生活している我が家のことを考えます。

片づけられない理由を自分なりに考えると、我が家の場合、6つの理由があるのではないかと思っています




片付けられない6つの理由

それぞれもう少し詳しく考えてみます。


(1)収納するスペースの物理的なミスマッチ

まずは「収納」に関する物理的な問題です。

収納は片づけに優先して、収納の問題を解決しないと、いつまでたっても片づけの問題は解決しないというのが私の考えです。

収納の定義は、

必要な物を必要なときに取り出せるように納めること

でしたが、収納には、「量」と「質」があります


(イ)家が小さい(収納の量の問題)

当初、2DKのマンションを借りていたのは結婚前の妻1人で、私は違うエリアに勤務していました。

それが、結婚してからようやくこちらに戻ってきて、さて、私の荷物も同じ2DKの部屋に収納することになりました

物が多いかどうかはともかく、私たち夫婦にとって必要なものが納めることができる場所として、2DKというスペースは狭いです。

がんばって物を整理しても、器が小さければ限界があります。

広い家に住みたい、という希望があるのも、家に入る荷物の絶対量に不満があるからです

このように、収納の数や広さに関する問題が、収納のの問題です。


(ロ)あるべきところに必要な収納がない(収納の質の問題)

このマンションは、他の記事でも書いたことがあるのですが、窓とドアが多すぎて、壁面がとても少なかったりします

収納の量もさることながら、必要な場所に必要な収納スペースがないという点では、収納のが低いように感じます

そのため、無理やり窓の前に棚を置いたりして収納スペースを確保していますが、必要な場所に必要な収納がないため、物が散らかりやすい状況です。

仮に、大きな収納棚があったとしても、自分たちが1番利用する部屋であるリビングになければ、わざわざ隣の部屋に行って探して戻ってくるなどの手間がかかります。

そんな面倒なことをしていると、だんだんリビングの床に物が


(ハ)入れたい物と入れたい所がミスマッチ(収納の量と質の問題)

収納の量と質の両方に問題があるように感じますが、入れたい物と入れたい所がミスマッチで片付かないこともよくあります

小さなものであればなんとでもなりますが、大きなものや変わった形の物があると、入れたい物が入れたい所に入らなくて、出たままになることがあります

我が家では鍋やフライパンがたくさんありますが、全然違う時期に違う場所で買ったせいか、まったく統一感がないため、形や大きさがバラバラです。

入れたい所に入れようとしても、うまくいきません。

食器なんかも上手く収まっていない状況です。

収納の量で解決するのか、質で解決するのか、あるいは両方で解決するのかはそれぞれ異なるかと思いますが、これも物理的な問題ですね


(2)片づける人間の精神的な問題

片づけは人間がすることですので、精神的というか、人間的というか、そんな問題が出てくるように思います。

どんなに収納をがんばったとしても、片づけはその後の管理ですので、継続的に元の場所に戻していかないと、片づいたとは言えないのではないでしょうか


(イ)片づける気力(やる気)がない

片づけない時に出てくる、我が家の1つ目の言い訳です

やる気のあるなしというのは、とても大事じゃないかなと思います。

やる気がなければ、どんだけ収納をがんばっても、片付きません。

妻よりは片づけは好き(できている)だと思っている私ですが、仕事で疲れている日などは、片づける気力が出ないことはよくあります

逆に、汚れが気になって片づけないとと思って、片づいていく様子がうれしくなってくると、やる気がどんどん出てきます

また、家族の協力も必須なので、複雑すぎるルールを勝手に決めて、片づける気力を奪わないように注意するのも大事だと思います。


(ロ)片づける時間がない

我が家の2つ目の言い訳です

共働きだと、本当に時間がなくてあっという間に1日が終わってしまうように感じてしまいます。実際に終わっていきます

片づける時間を少しでも作ってと意識しても、仕事で帰りが遅くなると、「まあ、週末でいいか」と後回しになったりします。

かといって、週末は週末で違うことで忙しいため、なかなか進みません。

片づける時間がないと言い続けて、部屋は片づかないままです


(ハ)何から手を付けていいのかわからない

私が「片づけて!」というと、妻がよく返す言葉です。

仕事も勉強も同じようなことが言えますが、何から手を付けていいかわからないという場合に、「とにかく仕事しろ」、「とにかく勉強しなさい」というのは、全く意味がないみたいです

妻からすれば、たくさんあるこの状況に対して、何から手を付けていいのか分からないわけですから、「まず、散らかった新聞のチラシをまとめて」と具体的に指示を出しています。

ちなみに、具体的な指示を出しても動かない場合には、(イ)のやる気の問題や(ロ)の時間の問題の方に
原因があるかもしれません


自分では、片付けられない理由は6つかな~と思っていますが、他にも片づけられない要因はあるかもしれません。

ただ、いずれにしてもここでやりたかったのは、自分たちにとって片づけられない理由は、どこにあるかを整理することで、それにどうやって対処したらいいかを考えるための準備です。

整理とは、

要らない物を処分すること

と定義しましたが、

そもそも要らない物が何かを判断するためには、要る物と要らない物に「分ける」という行為が大事になってきます。

ここでも、片づけられない理由を考えることによって、原因を6つに分けました。

食事で言えば、食べやすい大きさに切るようなものです。

食べやすい大きさに切ってから一口ずつ食べればいいのであって、いきなり全部を丸のみにしようと思ったら上手くいきません。

遠回りかもしれませんが、簡単にできる収納・片づけテクニックよりは、根本的な問題を解決して、結果的に早くゴールにたどり着く方法ではないかと思っていたりします。

実際にそれが分かるのは、家が完成して、引っ越して、しばらく経ってからかもしれませんが


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