「確定拠出型年金ってどうなの?」を実況中継!

この記事では、定期的に確定拠出型年金の運用状況をオープンにして、「最近、確定拠出型年金の特集を雑誌で見かけたけど、実際どうなの?」に身を削ってこたえたいと思います。

結論から言えば、2015年5月から開始して、毎月3万円ずつ拠出して、1年3か月がたちましたが、運用利回りは▲8.65%となりました。
DC運用状況1
プラスではないところがリアルですね(ノД`)・゜・。

約45万円お金を出して、今もし換金したら約24万円になり、3万円弱のマイナスになったわけですね(60歳まで換金できませんが)。

ちなみに、所得税、住民税、社会保険料を減らす効果は、私の場合9万円くらいあるので、それを考慮するとプラス6万円です。

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そもそも「確定拠出型年金」ってなんだ?

アメリカでは、「公的年金」、「企業年金」、「じぶん年金(個人年金)」の3つの年金で老後の生活を支えているといわれます。

一方、日本では、「公的年金」と「企業年金」の2本立てになっている場合が多く、今まではこの2つがあれば十分でした。

しかし、政府も「お金がないんで、自分でがんばってね」ということで、「じぶん年金」を作るためのメニューを増やしました。

それまでは、「個人年金保険」という保険が、税金面で優遇されていました。

これは、所得税で生命保険料控除(個人年金)ができます。

親(祖父母)の世代は年利5%の個人年金保険なんかに入っていたので、今でも個人年金保険はいい商品だと信じている方が多いですが、今の時代に


ここに、次の2つのメニューを増やしました。

【1】
NISA(ニーサ、少額投資非課税制度)
⇒運用益が非課税に
⇒いつでも引き出せるメリットあり

【2】
確定拠出型年金
⇒支払い時に所得控除、運用益が非課税、もらうときも退職所得控除や公的年金等控除で優遇
⇒60歳まで引き出せないデメリットあり


確定拠出型年金は、企業版と個人版がありますが、私は、企業版確定拠出型年金をしています。

2015年5月からはじめて、毎月3万円ずつ積み立てをしています。

その結果が最初に見たマイナスの運用結果です。しくしく(ノД`)・゜・。
DC運用状況1
商品別にみると、見事に全部下がってますね!
DC運用状況2

今マイナスで大丈夫なの?

確定拠出型年金というのは、老後のために使う目的で、税金を優遇している仕組みです。

原則として、60歳になるまで引き出せないので、今マイナスだろうがプラスだろうが一喜一憂しても、実はしょうがありません。

今プラスだから、引き出そう!なんて思っても、それはできません。

私の場合は、あと26年後なので、その間にもっとマイナスになるかもしれないし、プラスになるかもしれません。

でも、節税効果があるとはいえ、マイナスはやっぱりなんか切ないですね(涙)

商品を評価する絶対の基準は「手数料」!

確定拠出型年金は、自分で運用する商品を選べます。

選べるといっても、そんなにたくさんないのですが、それでも選ばなければなりません。

そのときに誰でも簡単に選ぶ基準があります。

それが、「手数料」です。


例えば、国内株式を運用したとします。

国内の株式市場の予想はできませんが、どの国内株式に投資しても、まあ、似たり寄ったりでしょう。

また、運用の上手い下手という観点もありますが、そんなものはわかりません。過去の実績を見たところで、将来もうまくいく保証はないのです(これはよくだまされます)。

そうなってくると、絶対に運用している間中、一定の割合でとられる手数料こそ、最大の関心をもつべきです。

1%の手数料がかかるなら、絶対に1%は1%です。運用実績が良くても悪くても1%です。


逆に、下記の記事で解説しているように、クレジットカードのポイントと住宅ローンの借換えのように「確実」に得するものもあるので、そういうのはしっかりと利用して得しましょう。

関連 私がクレジットカードのポイントと住宅ローンの借換えにこだわる理由


手数料は、少なければ少ないほど、いいわけです。

もし、国内株式に投資する商品が2つあって、AよりBの方が手数料が安いなら、迷わずBです。

本当は、個人型確定拠出型年金でSBI証券や野村證券なんかを選ぶと手数料が最安値のインデックスファンドを扱っているのですが、私の場合は、企業版を利用していて、会社が用意している証券会社を利用している関係で、最安値にはなっていません。

現在のアセットアロケーション

アセットアロケーション(資産の配分状況)といっても、確定拠出型年金のだけで考えても意味がなくて、それ以外のすべてを含めないといけないのですが、それをいいはじめると長くなるので、単純に確定拠出型年金のアセットアロケーションをご紹介します。

国内債券24%、国内株式29%、外国債券22%、外国株式14%、その他11%となっています。
DCシミュレーション1
まあ、この配分がよいかどうかは、60歳になってみないとわかりませんが、このまま月3万円ずつ投資し続けると、次のように60歳の時点の予測残高まで見れるようになっていました。
DCシミュレーション2

総投資額は981万円くらいなので、好調なケースだと2.5倍、標準的なケースだと1.6倍、不調なケースでも少しプラス、ということなのでしょうか。

このあたりは、もっと研究したいですね。

確定拠出型年金のメリットは、「見える」こと

もちろん、節税がメリットなのですが、それを除いて考えてみると、「見える」ことがメリットなのではないかと考えます。
DC運用状況1
つまり、今、いくら年金の資金が積みあがっているのかがわかります。

公的年金や厚生年金なんかもわかるといえばわかるのですが、自分の払った保険料が自分にもらえるわけではありません。将来、制度が変わって減るでしょう。

一方で、確定拠出型年金は、自分の払った拠出金が自分に返ってきます。

だからといって、頻繁に見る必要はないのですが、そう思えるのもネットで簡単にチェックできるからですね。

正直、この記事を書きながら、「国内債券」と「外国債券」はやめようかな~、と商品の変更を検討したくなってきたので、次にこの記事が更新されるときにはアセットアロケーションは変わっていると思います。

もっと確定拠出型年金について知りたい方へ

確定拠出型年金のメリット・デメリットについては、次の記事を参考にしてみてください。

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 確定拠出年金で税金・保育料・社会保険料を節約しながら老後に備える方法


ちなみに、住宅ローン控除をしている方は、確定拠出型年金の節税メリットに影響がありますが、いつもお世話になっているとりさんが次の分析記事を書かれていて、図解がかなりわかりやすかったので、ご紹介します。

外部記事 住宅ローン控除がある時に確定拠出年金をやっても、減税メリットがある人は?


また、来年から専業主婦の方も使うことができますが、専業主婦でもメリットあるの?ということについて専業主婦のmyuさんが書かれているので、ご紹介します。

外部記事 専業主婦が確定拠出年金401Kに加入するメリット・デメリットを考察


確定拠出型年金は、これから利用する人がどんどん増えると思いますが、もちろん、知っていて利用しないのも1つの手です。

でも、全く知らないから利用しないというのはもったいないので、どういうものかな、とこの記事がイメージをつかんでいただくのにお役に立てたら幸いです。